【金属キット】富山地鉄デ5010をつくる①

2022/05/27

富山地方鉄道

 小田急4両もあって反復作業だらけだったり、いずっぱこはモハのキットがまだ出なかったりで、ちょっと疲れてきたので。


・・・単コロつくりたい。


ストック品から選ばれしは富山の小さな名車。2両入りですが、1両だけにしておきます。心も体も疲れないように、のんびり気ままに作っていきましょう。


でもやっぱり、こだわりたいところは手を抜かずに。
メタルお面、デコがぴったりなど恩恵も大きかったですが、前面窓まわりがモサッとしていたり窓柱の成形乱れがあったり。
さりとて前面ごと作り直しは気が持たないので、窓枠だけをプラ棒細工で作ってみました。


ぴったり嵌るように寸法に気をつかいつつ・・・。とはいえ諦めて、ちょっとお面側を削っていますw
プラバンからのいわゆる「窓抜き」はすこぶる苦手なので、各種太さのプラ棒を組み合わせて作っています。いつかはこの工法で車体の1つくらい作ってみたいですが、おそらく接着剤のせいで異常に反った構体ができあがりそうで、手を出せずにいます・・・w


窓枠はいったん置いておいて、車体を組み立てます。いつもながら瞬着のみで、しっかりと貼り合わせていきます。シルヘッダーもぴったり合う、設計の良いキットでストレスフリーで楽しめました。それにしても、このサッシと保護棒の繊細さは金属ならでは。そろそろ金属キットを作って20両近くにはなりますが、いつも感心してしまいます。


車体の整形中に破壊しそうだったので、最初は窓枠は取り付けずに粗々で継ぎ目や表面を整えます。
その後いよいよ窓枠を設置するという、図らずも実車さながらの工程となりました。接着は紫キャップのみですが、サフや塗料も盛るので多分強度は大丈夫かと。最後に裏からガラスも入れるしね。


以前は、生地が納得できるまで他のパーツは全くつけずにいたのですが、それだと進捗感に乏しく心が辛くなってくるので、生地の進みに合わせて少しずつパーツの取り付けやその準備をすることにしました。
でも、あんまり調子に乗って先にいろいろ付けちゃうと、生地の整形の邪魔になるので注意かも。工作の進め方ひとつ取ってもバランスが大事ですね。


そんなこんなで、おおよそ整った。手のひらサイズの1両に丹精込めると、編成モノにはない充実感を得られる気がします。


もうちょっと表面を整えますが、件の窓枠も良さげ。連結器はお手軽に鉄コレダミーをはめ込むべく、メタルを切り欠いておきました。


基本的にはこのキットのすっきり感を生かしたいところですが、少しはディテールをつけようと、国電チックなステップを再現してみました。・・・が、これ取付穴目立って難しいね。サフやら塗料盛ってそれっぽく整えないと。


のんびり作ってきたつもりが、2週間ちょっとで生地がほぼ出来上がりました。単行おそるべし。
感覚が鈍らないうちに、でも慌てずに、テンポよく塗装から仕上げへと進めていきたいところです。