【金属キット】富山地鉄デ5010をつくる②

2022/06/12

富山地方鉄道

 前回までにあらかたの生地が完成したので、いよいよ塗装から。


マスキングのしやすさを考え、下半分の緑から塗ることに。隠蔽力の強い塗料を使うことで、色味よりも塗り分けを重視することが多いです。また、薄い色を後から吹くことで、はみ出した時のタッチアップを濃い塗料ですることになってやりやすいというメリットもあるかも。


クリームはGMの西武アイボリーにニュートラルグレー3を少し加えて、彩度を落としています。

・・・緑濃くない?


暗緑色ベースで塗ったのですが、少し暗すぎたのでやりなおし。前作の京阪と同じことをやってますねw 色というのは難しい・・・。
ドア横が変色してるのはマスキングゾルです。惜しげなく使いましょう。


今度こそいいかな?

結局、東北新幹線の緑にニュートラルグレー2をごく少量混ぜたものとしました。こういう電車には色見本みたいに鮮やかすぎる塗装は似合わないと思うので、ニュートラルグレーが大活躍してくれます。


屋根を塗る前に・・・。忘れてたベンチレーターの取り付け穴。

実車を上から撮った写真はなかなかないので、それらしく雨樋から6ミリの位置としてみました。ベンチレーター本体は、愛用のキッチンの半ガラで(たまたま右下に写ってましたw)


屋根を塗ったところ。ニュートラルの4.5くらい。

ガイアのニュートラルグレーシリーズ、もはや一生手放せないくらい愛用しているのですが、4と5の明度の幅が広すぎるので、4.5も出してほしいな・・・。むしろ5は黒として使ってるくらいだったり。


いよいよ楽しいディテール作り。

尾灯はキッチン、エアホースはイーグルス、ジャンパ栓はタヴァサ、左端の看板掛は0.2mm幅の洋白板材から。ほぼ全ての自分の作品で使っているパーツ群です。


特徴的なパンタの紐はどうしても再現したかったので、0.2mm真鍮線でそれらしく。いつもの「管」じゃなくて「紐」なので、あえてヨレヨレっぽく。

これらのディテールパーツを取り付けたら、金属部には予めプライマーを塗った上で、ちまちまと色差しをしていきます。電車に表情が出てくる、楽しい作業。


合間の時間に下回りも。キット指定の鉄コレ路面電車用動力を使います。

デフォルトの床下機器カバーは外し、手持ちの適当な機器を薄く切って取り付けに備えます。短くてほとんど(見える)機器が無いって楽でいいねw


さあ、いよいよお次は仕上げから完成まで持っていきたいと思います。