【GMキット】小田急2200形をつくる③

2022/08/18

小田急電鉄

製作がバタバタしてて、記事はご無沙汰になってしまいました。

ツイッターでは随時断片的に様子をご紹介してますが、備忘録としてこちらに顛末を・・・。


さて、いよいよ塗るところまで来ました!ってとこでしたね。
お待ちかねの塗装編です。

順番は前後しますが、屋根から塗る作戦でした。(うっかり忘れてて車体から塗っちゃったけど・・・)
ガイアニュートラルの4.5相当と、いつもどおりの雰囲気です。
そろそろ混色しなくていい塗料決めておきたいと言いつつ、今回も結局手持ちの混色です。

途中経過写真がないですが、定石通り黄色→青の順で塗り分け。
黄色はガイアの橙黄色にニュートラルグレー3をちょいと混ぜて作りました。OERにはキャラクターイエローが定番らしいですが、隠蔽力に難ありとのことでしたので、信頼のガイアノーツで構成した次第。
色味さえ合っていれば、あとは彩度をグレーで調整するだけで意外と色って似てくるものだと、最近ようやくわかってきました。
青は定番どおりGMの近鉄ダークブルー。もはや本家の近鉄よりも小田急に似ている、そんな青です。

・・・とまあ、色の選択は我ながらうまくいったのですが、肝心の塗り分けに難儀してしまいまして。
プレスドアや妻面の配管を跨いだ塗り分けに手こずりまくり。(これまた余裕がなくて写真が撮れてないですが、みなさまなら想像に難くないかと思われ・・・)

エアブラシで吹き込みまくり→筆で頑張ってみる→余計に変になる→逃げのクリアーごまかし という著名な負のループにより、せっかくの新型高性能電車なのに覇気のない白っぽいカサカサお肌になってしまったわけです・・・。

極めつけは、銀を吹いた(お顔のバンパー塗ってたのね)あとにクリアーを吹いたら、メタリッククリアーになり、ベランダで奇声をあげる始末。
わざわざベランダへ出てったのではなく、ベランダで塗装してるからです、念のため。


潔く・・・。
塗装はおろか、パテやら雨樋やら全部なくなったよ。

基本的には1度目と同様の工程で再構築していきます。
諸悪の根源の一つだった妻面の塗り分けを攻略すべく、邪魔だった縦樋や手すりなどすべてきれいに削り去ってやりました。ざまあみろ。快感。

その状態で、塗装リトライ。使用色は1回目と同じですが、下部青→黄色→上部青の3回に分けて塗る方法に変えました。
プレスドアにかかる塗り分け位置的に下側をマスキングしたかったことと、黄色部分がきちんと均一幅になるようマスキングができるようにするための措置です。かっこよく言うと1回目のフィードバックってやつですね。


塗り上がり。ちょいとはみ出してますが、最初よりは随分マシになった。
色のくすみを抑えたかったので、いつもは車体色にも混ぜているフラットベースを無添加としました。個人的にテカテカ塗りは好みではないので結局最後には半ツヤクリアーを吹くのですが、なるべく彩度を保持するためにはいい方法かも。


さて、削り取ってしまった妻面ディテールの再構築を。
特徴的な縦樋は0.4mm幅の洋白帯板を曲げて作ってみました。こういう曲げ曲げパーツはプラより洋白が加工しやすいというのは、こないだ作った京阪500に教えてもらった。

配管と手すりも塗装後取り付けに。徹底してマスキング優先w

いずれの部品も後付けゆえ、どうしても筆塗り対応部分は出てしまうのですが、その中でも筆で塗りにくい色(=今回の場合は黄色)は予めエアブラシで塗っておくことで、なるべくスッキリ仕上がるように心がけました。

ここまでの別塗りは初めてでしたが、思いの外簡単にまとまってしまったので、今後はこのやり方が標準になるかもです・・・w

筆で青色をチマチマ塗って仕上げます。幌枠がなくてマヌケですが、幌をつければごまかせばOK。

またまた写真はないですが、側面等のタッチアップはすべてマスキング&部分エアブラシ塗装とし、筆は全く使わないことにしました。今回の妻面のようにやむをえず筆を使う場面も、塗る色が濃くて塗りやすいように仕向けて、少しでも塗装が乱れないように工程を考えてみました。
結果的に、1度目の失敗を生かすことができたかと。こうやって少しでもスキルアップできたなら、悪い気もしないもんです。


サクッと塗装編!のつもりが、異常にダラダラと続いてしまったので、いったんここまで。
一時はどうなることかと思いましたが、なんとか軌道修正をして、小田急初の高性能車の納車見込みが立ちました。

次回は、完成に向けて楽しい、でも慎重にいきたい、部品付け&仕上げ工作です。